動画で幼児教育! 悪影響は? YouTube、アマプラなど、動画サービスはどれがいい?

子供がひとりで見てくれるので、家事や他のこともできるし、親にとっても便利で、子供も楽しめる「動画」

便利!と思いつつ、中毒にならないか、感受性に影響しないか……など、デメリットが気になって抵抗があったり、不安を感じている方も多いかもしれません。

でもじつは動画は、子供が自然に学び、好奇心を広げたり、視覚から情報を得られるため理解を深めやすいなど、大きなメリットもあるといわれています。

この記事では、動画が子供に与える具体的な影響と、幼児教育に役立つ動画配信サービスなど、上手に動画を活用するための情報をご紹介します。

目次

子供にいい? 悪い? 動画が子供にあたえる影響とは

動画のメリット

動画は色彩豊かで、映像と音が組み合わさることで、視覚的な学習体験が得られます。
文字を読むだけでは理解が難しい内容も、すんなり入ってくるのが大きな魅力!
そしてなによりも、子供が楽しい!と思える内容が多いので、楽しみながら自然と知識が身についたり、アートや音楽、実験など、画面を通して体験しながら、創造力を刺激することもできます。

動画のメリット
  • 視覚的な学習
    子供の理解は視覚からが有効! 動画は視覚的な学習に最適で、色や形、動きといった情報を豊かに伝えることができます。これにより、理解力と記憶力を高めます。
  • 興味・好奇心を引き出す
    エンターテイメント性が高く、子供たちの興味や好奇心を引き出す力があります。子供のモチベーションを高め、より深く情報を吸収することが可能に。
  • 自分のペースで学べる
    繰り返し視聴することが可能で、自分の理解度に合わせて進めることができます。自己主導的な学習が可能になり、幼児の自立性を育てます。
  • 多様なコンテンツ
    さまざまなテーマの動画が提供されているので、幅広い知識を得ることができ、多様な視点を育てます。

動画のデメリット

一方で、制限なしに動画を視聴させると、子供にとって適切ではない内容に触れる可能性もあります。
また、長時間の視聴は子供の視力や姿勢、集中力に影響を与える可能性も。

動画のデメリット
  • 過度なスクリーンタイム
    長時間の画面使用は、眼の健康や身体の活動量に悪影響を及ぼす可能性が。
  • 内容の質
    なかには子供に見せたくない動画も。適切な内容を見つけるためには一定の監視が必須。
  • 依存性
    面白く、楽しいコンテンツは、動画やスマホ依存の原因になる場合も。

これらのデメリットを最小限におさえて、動画を子供の教育に活用するためには、視聴時間や内容の管理が大切です。

動画のデメリット(悪影響)を減らす方法

以下のような方法で、動画のデメリットを極力おさえることができます。

動画のデメリットを減らす方法
  • 視聴時間の設定
    視聴している端末や、各動画配信サービスの設定を使って、子供の視聴時間を制限。
  • 適切なコンテンツの選択
    子供に見せたい動画が配信されているサービスを選択。
    そのうえで見せたい動画、見せたくない動画の設定をしていくのがおすすめです。
    ※設定できる内容や方法は、各動画サービスによって異なります。
  • 一緒に視聴
    可能な限り、子供と一緒に動画を視聴しましょう。子供が視聴するコンテンツを親が把握することができ、また、視聴した内容についての話すことで、子供の理解を深めることもできます。

適切なコンテンツの選択のためには、まずは子供に見せたいと思える動画が配信されている「動画配信サービス」の選択が必要です。

ここからは、幼児教育にぴったりの動画が配信されているサービスをいくつかご紹介します!

幼児教育におすすめの動画配信サービス

YouTube

月額無料
配信動画世界中から多種多様な動画。公式チャンネルも多数。
視聴制限時間制限→〇 コンテンツ制限→△
メリット無料で、動画数も膨大
デメリット子供に適さない動画も多数

無料の動画公開プラットフォームのため、世界中からさまざまなクオリティの、多種多様な動画が配信されています。

未就学児向けでは数や色、生活習慣などを楽しく学べる知育アニメ「BabyBus」や生活習慣を学べる「リトルエンジェル」「リトルワールド」。
英語学習なら、「Super Simple Songs」や、アメリカ人人気YouTuberが子供に人気の乗り物や動物、おもちゃや場所などを紹介する「Blippi」。
小学生向けでは、「小島よしおのおっぱっぴー小学校」など。
ドキュメンタリーチャンネル「ナショナル ジオグラフィック」の子供向け「Nat Geo Kids」チャンネルなども。
幅広いジャンルの教育コンテンツが存在し、動画の多さやジャンルの幅広さ、面白さが魅力です。

ただし、子供が使用する場合は、成人向けコンテンツ非表示設定や、見せたいチャンネルや番組・見せたくないもののコントロールなどが必要。

広告を表示させたくない場合は、月額1,180円のYouTube Premiumもあります。

Amazon Prime Video

月額Amazonプライム会員(月額500円または年間4,900円)無料。サービス内個別課金あり。
配信動画映画やドラマはもちろん、「しまじろう」や「ドラえもん」「おさるのジョージ」など幼児向けコンテンツも多数。
視聴制限時間制限→〇 コンテンツ制限→× 購入制限(PIN設定)→〇
メリットAmazonプライム会員なら無料で、子供の好きな動画多数
デメリットサービス内個別課金があるため、1話のみ視聴な場合等も

Amazonが提供している動画配信サービス。
個別のレンタル視聴も可能ですが、Amazonプライム会員で(月額500円または年間4,900円)あれば、会員向けコンテンツがすべて無料で視聴可能。

映画やドラマだけでなく、「しまじろう」や「ドラえもん」「おさるのジョージ」など子供向けアニメはもちろん、教育的な子供向け番組も豊富にそろっています。

また、以下の視聴制限をかけることが可能です。

・年齢制限
→「一般(全年齢)」「ファミリー(12歳以上)」「ティーン(15歳以上)」「大人(18歳以上)」の4段階から選択可能
・購入制限
→PIN(4桁のパスワード)コード設定

※視聴時間を制限する機能はありませんが、Fire TVなどの端末側で制限をかけることは可能です

Disney+(ディズニープラス)

月額990円(税込)
配信動画ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル・ジオグラフィックなど、ここでしか視聴できないコンテンツ多数
視聴制限時間制限→× コンテンツ制限→〇
メリット・ここでしか見れないディズニー動画多数
・音声切り替えで英語教育にも最適
デメリット更新頻度はあまり高くないため、まとめてみてしまうとしばらく見ない場合も

ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル・ジオグラフィックの映画や番組が、金額は月額990円(税込)、年額9,900円(実質2か月分無料)で見放題。

子供向けの教育的な番組も多く、ディズニーキャラクターと一緒に勉強できるのは、ディズニープラスならでは。

自然に問題解決のスキル、数・形・サイズなどはじめての算数などが身についていく「ミッキーマウス クラブハウス」や、登場人物との冒険を楽しみながら、地理や歴史・音楽や芸術への理解を深めることのできる「リトル・アインシュタイン」など、魅力的なコンテンツがたくさんあります。

また音声切り替えもできるので、英語教育に利用することも!

子供用のプロフィールを作成し、年齢制限を設定することで、対象年齢に応じた作品のみが表示されるようになります。

Netflix (ネットフリックス)

月額990円(税込)~
配信動画「しまじろう」「おさるのジョージ」などベーシックな動画にくわえ、他では配信のないオリジナルや、海外で人気の教育系動画も多数
視聴制限時間制限→× コンテンツ制限→〇
メリット・Netflixでしか見れない動画多数
・英語音声の動画が多く、字幕のオン/オフもできるので、英語教育にも
デメリット他のサービスでも見れる動画も多数あるため、オリジナルコンテンツや海外動画をあまり見ない場合はお得感が少なく感じる可能性も

月額990円~。高画質の動画を視聴できるスタンダード(1,490円)、4K動画が見れるプレミアム(1,980円)も。
子供向けカテゴリーがあって、教育性の高い番組も多数揃っています。

海外でも「子どもに見せたい」と絶大な人気を誇る「ストーリーボットに聞いてみよう」や、かわいい4匹の動物の赤ちゃんたちといっしょに遊びながら、新しい言葉をたくさん覚える「ことばのパーティー」、さまざまな科学実験がみれる「エミリーのワンダーラボ」など、他の動画サービスでは見ることのできないコンテンツが魅力!

また、 英語音声の作品が多く、字幕を英語にしたり、日本語字幕を消したりすることもできるので、英語教育を重視している場合は、Netflixがおすすめ。

個別のプロフィール作成が可能で、プロフィール作成時に「キッズ」を選択すると、[Netflixキッズ向け画面]になり、子供向けに厳選された映画やドラマのみが視聴可能。ゲームにも非対応になります。
※通常のプロフィールで、年齢制限を設定することも可能です。

U-NEXT(ユーネクスト)

月額2,189円(税込) ※一部サービス内課金あり
配信動画約20万本のアニメや映画、ドラマなど。
「セサミストリート」など、STREMS教育系コンテンツ充実
視聴制限時間制限→× コンテンツ制限→〇 購入制限→〇
メリット作品数が多い
デメリット月額が割高

月額2,189円(税込)で少し割高ですが、約20万本のアニメや映画、ドラマなどが見放題。

U-NEXTの魅力は圧倒的なコンテンツ数はもちろんのこと、なんといっても、ここでしか見れない、英語教育にもぴったりの「セサミストリート」が公式で見れること!
STEM教育にフォーカスした3D CGIアニメーション『セサミストリート・メカビルダーズ』も配信されています。

子供に大人気の『きかんしゃトーマス』がテレビシリーズ、映画ともにたくさん見れるのもU-NEXTならではです。

子供用のアカウントを作成すれば、自動的にR18+以上の年齢制限作品が非表示になります。
また、ペアレントロック機能をつかい親アカウントで年齢制限をかけることも可能です。

動画を幼児教育に活用する方法 まとめ

動画には、視覚と聴覚をつかって子供が自然と学びを深められる一方、見せたくない動画が表示されてしまう、見過ぎてしまうなどのデメリットがあります。

ただそのデメリットは、親が適切なコンテンツを選択し、視聴コントロールをきちんとすることで、回避していくこともできます。

視聴コントロールの第一歩は、動画サービスの選択!

まずは無料の「YouTube」、Amazonプライム会員なら無料の「Amazon Prime Video」からはじめてみて、
ディズニーも好きなら「Disney+(ディズニープラス)」、英語教育にも力を入れたいなら「Netflix (ネットフリックス)」も追加してみる、など、試してみてはいかがでしょうか。

どのサービスも無料お試し期間があるので、お試ししながら、子供に最適なサービス&コンテンツを探していきましょう。

もちろん動画以外も子供の教育に役立つツールはたくさん。
本やゲームなど知育コンテンツをオンラインで楽しみたい場合はこちら。

絵本など、実際に手にとって読むことを重視するなら、こちらの記事がおススメです。


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