ひとり読みはいつから? 「自分で読む」読書へ子供を促す方法

子供自身が自分で絵本や児童書を読む「ひとり読み」。早ければ3歳頃~はじめる子もいれば、4歳や5歳になってひらがなが読めるようになっても、いっこうにひとり読みをしない子供も。
読み聞かせは大好きなのに、ひとり読みをしないとなると、心配になってしまったりもしますよね。

そこでこの記事では、4歳~6歳頃(年中~年長)の子供が、自分で本を読む=「ひとり読み」に向かうためのヒントをご紹介。はじめての「ひとり読み」におすすめの本のセレクト方法もあるので、ぜひご活用ください。

目次

「ひとり読み」は何歳から?

一般的にひとり読みをするようになるのは、ひらがなが読めるようになってから。4歳〜5歳が多いと言われています。

ただし個人差が。3歳~4歳からひとり読みができるようになる子供もいれば、小学校低学年までひとり読みしなかったけど、急にするようになった、という子供も。

「ひとり読み」をしない原因

ひらがなが読めるのにひとり読みをしない

ひらがなが読めるようになったら、ひとり読みもできるのでは?と思いますよね。でも、文字が読めるのと、本が読めるのには、大きなギャップがあります。

文字が読めても、文字を読み上げられるだけで単語や文章をかたまりとして理解できないと、本の内容を理解することができません。そのため、文字が読める=ひとり読みできる、には直結しないことが多く、ひらがなが読めるようになってからひとり読みにつながるまで、時間がかかる場合も。

子供のひとり読み

読み聞かせが好きなのにひとり読みはしない

ひらがなを習得して読み聞かせも大好きなのに、ひとり読みをせず、読み聞かせばかり好む場合も。読み聞かせとひとり読みも別物、と言われています。ひとり読みでは子供は文字に集中するので、絵を見たりイメージを膨らませる余裕が無くなりますよね。物語を楽しみたいから「ママ読んで」となってしまうようです。

ちなみにひとり読みができたとしても、小学生だとしても、子供が希望したときは読み聞かせをしてあげましょう!

読み聞かせについてくわしくは、こちらの記事でも紹介しています。

「ひとり読み」を促すための5つの工夫

「ひとりで読める!」の自信をつけさせる

まずは「ひとりで読める」という自信をつけさせることが大切です。そのために、以下のような本のセレクトが効果的!

  • 実年齢よりやさしい簡単な本
  • 短いお話が詰まった短編集
  • ストーリーを覚えている本
  • 絵や写真だけでも内容が理解できる絵本や図鑑
  • 好きなものがでてくる本

最初だけ読み聞かせる

まず最初だけ読み聞かせをして、「続きを早く読みたい」という気持ちを起こさせると、ひとり読みにつながる場合も。

読書をしていたらほめる

簡単な本、短い本を読んでいたとしても、「ひとりで読めるの? すごいね!」と褒めるとやる気がグンとアップ! 内容を理解していないように見えても、読んでいるという行為自体を褒めてあげると◎

子供のひとり読み

手の届く位置に本を置いておく

好きそうな本を、さりげなく目につく場所に置いておくと、手に取る確率があがることも。途中まで読み聞かせをした本を置いておいても。

本を持ち歩く

常に子供の本を持ち歩き、待ち時間や電車のなかなど、他に遊び道具がない場面で、サッと渡してみましょう。その際、大人も自分用の本を持ち歩き、一緒に読むのがポイントです。

はじめての「ひとり読み」におすすめの本

はじめてのひとり読みには、文字が少なく、絵だけでお話が理解できる簡単な本や絵本がおすすめです。また短いお話が詰まった短編集、子供の好きなジャンルの本なども用意しましょう。セレクトの際のポイントは以下の5つです。

実年齢よりやさしい簡単な本

読み聞かせで理解できる内容ひとり読みで理解できる内容には、2~3歳程度の差があるとも言われています。まずは実年齢よりやさしい本で、子供の自信につなげましょう。

株式会社 福音館書店
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4歳頃であれば、まずは2歳向けの本を読んでみるのも。

短いお話が集まった短編集

自分で読まなければいけないので、長い話だと疲れてしまって飽きてしまうことも。1話が5分~10分程度で読めるような、短編集もおすすめです。

Gakken
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はじめてのひとり読みにおすすめの短編集は、こちらの記事でも紹介しています。

ストーリーを覚えている本

何度も読み聞かせをして、ストーリーをすっかり覚えているお気に入りの本があれば、まずはそこからひとり読みをするのも◎ 文字で内容を理解しきれなくても、頭のなかでストーリーが分かっているので連動しやすく、自信につながります。

絵や写真だけでも内容が理解できる絵本や図鑑

文字で理解しきれなくても、想像の手助けをしてくれる絵や写真があれば、内容が理解しやすくなります。「できた!」と自信になれば、次のひとり読みにもつながりやすくなります。

主婦の友社
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好きなものがでてくる本

ひとり読みには、好きなジャンルの本は必ず準備したいところ。電車、昆虫、恐竜など…好きなものであれば多少難しくても、読めてしまうことも!

[まとめ] 簡単&好きな本から、ひとり読みへつなげよう

一般的に4歳〜5歳からはじめることが多いとされるひとり読みですが、個人差があります。ひらがなを読めても、読み聞かせが好きでも、ひとり読みをすぐに始めるとは限りません。

子供がひとり読みをしたくなるような、簡単な本や好きな本をすぐに手に取れる場所に置くなど環境は整えつつ、焦らず子供のタイミングを待っていきましょう。


絵本のひとり読みに慣れてきたら、次は児童書へチャレンジ! 絵本から児童書へ移行する際のタイミングやコツは、こちらの記事でまとめています。


子供を本好きに育てたい! そんなときは、こちらの記事幼児期から読書習慣をつけるコツとおすすめの本を紹介しています。


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