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子供の感受性や学力アップに効果があるとされる「読書」。慶應義塾大学法学部政治学科へ進学した女優の芦田愛菜さんも、大の本好きで有名ですよね。
芦田愛菜さんに影響を与えた本はこちら
芦田愛菜さんは2歳の頃から両親に読み聞かせをしてもらい、常に本が身近にあったそう。このように、幼児期の子供を本好きにするためには親が環境を整えてあげることが大切です。
この記事では、幼児期から読書をすることのメリットとその効果、そして子供を本好きにし、読書習慣をつけさせるためのコツをご紹介します。
本を読むことで、新しい言葉に出会います。読みながら親に意味を聞いたり、図鑑や辞書をひけるようになれば、自分で知らない言葉を調べるように。
また読書を重ねることで、知らない言葉に出会っても文脈から自然と意味を推測できるようにもなります。
2~3歳の子供であれば、絵本がひらがなやカタカナを覚え始めるきっかけにもなります。4歳~5歳頃には、ひらがなの理解を深めるよいトレーニングにも!
本を通じて、日常ではなかなか触れることのできない世界との出会いがあります。また少し難しい話でも、本や絵本からなら、自然と頭と心に入ってくることも。
ひらがなや数字の勉強になる本や、科学や歴史、世界など学びに直結するものはもちろん、生きる上で大切なこと、気持ちや生活習慣もたくさん学ぶことができるのも、本ならではの大きなメリットです。
映像のようにすべてを描ききっていないのが、本や絵本。文字や絵を通して、物語を頭のなかで想像したり、音を考えてみたり、次の展開を思い浮かべることで、自然と想像力が豊かになっていきます。
本にはたくさんの人が登場します。自分とは違うさまざまな人に触れ、たくさんの考えや感情に出会うことで、人の気持ちを想像できるように。人への共感力が高まることで、相手の立場にたった言動をすることができ、コミュニケーション能力の向上にもつながります。
本の内容を理解して読み進めるためには、集中力が必要。集中して没頭する力がつくことで、読書以外でも大きな力を発揮する可能性が高まります。
子供を読書好きにするためには、親が環境を整えてあげることが重要です。その際に大切にしたいのは、子供にとって本を「楽しい」ものにすること。そのためには、子供がワクワクするような絵本&本を選んだり、読み聞かせをしたり、親も読書を楽しむことが、本好きな子供にする近道です。
子供が楽しいと感じる、年齢にあった絵本のセレクトをしましょう。本に対象年齢が書かれている場合は参考にしながら、子供にぴったりの本を選んでいくのが、「楽しい!」への近道。
目安としては、0歳~2歳は、オノマトペの絵本など言葉遊びができる本を。3歳~4歳は、ストーリー性のある絵本を。5歳~6歳は少し長く複雑な物語や自分で読める本もセレクトするなど、子供の発達状況にあわせて選んでいくのがおすすめです。
2~3歳頃になると、興味があるものがはっきりしてくるように。電車や車、恐竜、昆虫、動物など、子供の好きなジャンルの本もセレクトすると、「楽しい!」に出会う確率がグンと高まります。
また、子供の性格に合わせた本のセレクトも重要。面白いお話が好きな子は、ストーリーや絵、言葉選びにユーモアがある本を。じっくりお話を聞くのが苦手な場合は、しかけ絵本や一緒に遊べる本などを取り入れるのも一つの作戦です。
保育園や幼稚園では季節にあわせた遊びや製作、行事がされていますよね。その行事に合わせた本を準備することで、子供の興味をひき、本の世界にグッと引き込まれる可能性が!
大人が子供に本を読んで聞かせる「読み聞かせ」。読み聞かせをすることで、子どもは言語の音やリズムを学び、新しい言葉やフレーズを覚え、言葉の成長を促すことができます。また、耳で聞いたものを頭のなかでイメージする「想像力」が育つなど、読み聞かせの効果は絶大です。
どうしても読み聞かせが苦手な場合や忙しくて時間が取れないときもありますよね。そんなときは、絵本の内容をプロの声優さんが読んでくれる「絵本アプリ」を活用する方法も。絵本アプリは、知育アプリPIBOや、年間2000万人が利用する「絵本ナビ」の絵本アプリなど、たくさんあります。まずはアプリで親が読み聞かせを学んで、マネてやってみるのも一つの手です。
子ども専用の本棚を用意するのがおすすめです。なんでも「自分専用」は嬉しいですよね。本棚といっても、カラーボックスなどでも十分。子供に手にとってももらいたい本を、親が定期的に入れ替えをし並べることで、自然と読んで欲しい本を手にとっていってくれれば、親の作戦勝ちです!
また、机の上やおもちゃの近くなど、子供がさっと手に取りやすい場所にさりげなく本を置いておくのも効果的。「これを読みなさい」と渡さなくても、勝手に読んでくれる可能性がぐっと高まります。
子供は親の言動を真似するもの。親が楽しそうに本を読んでいると、子供も自然と本を読むように。子供と一緒に読書の時間を設けて、子供が本を読んでいる時間は親も読む、など、一緒に楽しむのもおすすめです。
また、一緒に図書館に通うの◎ たくさんの本に触れる機会を設けてあげることができます。次第に子供はたくさんの本のなかから、自分の興味のあるものを自分から持ってくるように。子供の好きな系統を知ることもできますよね。幼少期から図書館通い慣れておけば、小学生になってからも積極的に図書館を活用するようになるかもしれません。
「ニコニコ」「ワンワン」「もぐもぐ」「ジャージャー 」など。擬声語、擬態語=オノマトペは0歳~2歳の乳幼児とのコミュニケーションの欠かせない手段。0歳~2歳の乳幼児には、そんなリズム感溢れるオノマトペが豊富な絵本がおすすめです。コントラストの強い配色も興味をひきます。
お話も上手になり、言葉への理解が深まりはじめる3歳~4歳。少し集中力もついてくるので、ストーリー性のある絵本が理解できるようになります。他者の気持ちも少しずつ分かりつつある時期でもあるので、ストーリーが面白いのはもちろん、他社への気持ちや社会性などが伝わる絵本もおすすめです。
ひらがなを学びたいときにも、絵本を通じてならスムーズに!
集中力もぐんと伸び、自分の気持ちも言葉にできるほどコミュニケーション能力もついてくる5歳~6歳。そんな5歳~6歳には、好奇心&想像力が膨らむ、少し長く複雑な物語がおすすめです。児童書にチャレンジする子供がで始めるのもこの時期。
また、そろそろひとり読みもでき始める時期でもあります。絵本はもちろん、図鑑やクイズ&ゲーム性のある本なども、子供が自分で読み始めるきっかけになることも!
子供を本好きに育てるコツは、「本=楽しい」と子供が思える環境を作ること。そのためには、子供に合った本を選んだり、読み聞かせをしたり、身近に本を置いておくなど…親ができることはたくさんあります。
そして環境を整えるにあたって大切なことは、親も楽しむこと! 子供と一緒に読書を楽しみながら、子供を読書好きに導いてあげたいですよね。
子供がスマホやタブレットのほうを好む場合は、紙の本にこだわらず、デジタル絵本を試してみる方法もあります。
この記事について
執筆/編集:STREAMS教育.com編集部
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※情報は記事作成時点(2024/09/20)または更新時点(2024/10/31)のものです。
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