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テレビドラマ『Mother』で数々の賞を受賞し、天才子役として一躍有名となった芦田愛菜さん。
2011年、7歳のときには、テレビドラマ『マルモのおきて』に主演し、共演した鈴木福くんとのユニットでドラマの主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」をうたい、話題に。
3歳の頃から芸能界で活躍しながらも、超難関 慶応義塾中等部→慶應義塾大学法学部政治学科に進学した裏には読書がありました。
\子供を本好きに育てたい方はこちら/
楽屋に本を持ち込み、新幹線でも、歯を磨いているときでも、少しの時間があれば読書を続けた芦田愛菜さん。幼少期からどんな読書生活を送ってきたのでしょうか。
この記事では、芦田愛菜さんがどのように本好きになっていったか、そして今まで読んできたなかからおすすめしている本のリストをご紹介。子供を本好きに育てたいと思っている方に、参考になるティップスをたくさん集めました。
まずは年表で振り返ってみましょう。
「何が欲しい?」と聞かれたら、真っ先に「本が欲しい!」というほど、小さい頃から本が大好き。
「本を読むのが当たり前」だった愛菜ちゃん。
その本好きっぷりは、「図書館に住みたい!」と思っていたほど。3歳でお母さんのススメで芸能界入りした後も、楽屋に絵本を持ち込んだり、移動中も読書をしたり、忙しい合間をぬって、本を読んでいました。
そんな大の本好きになったきっかけは……
両親は、私が小さい時からすごく身近に本を置いてくれていました。そういう環境を作ってくれたことに感謝してます。本が好きになったのは、いつもたくさん読み聞かせしてくれていたことが大きいと思います
https://hugkum.sho.jp/72750
2歳の頃からご両親にたくさん本を読み聞かせてもらい、文字や言葉に慣れしんだ結果、なんと3歳でひらがなが読めるようにまでに。ちなみにひらがなが読める平均は4歳です。
そして幼稚園年少の頃には、自分で絵本が読めるまでになりました。
そんな愛菜さんのご両親は、どんな教育&読み聞かせをしてきたのでしょうか。
6歳の頃、読み聞かせは、「お父さんが読んでくれることが多い」と語っていて、その読み聞かせ方法は……
歌にして読んでくれたり、絵本を逆さに持って読んでくれたりして、すっごく楽しいんですよ!
https://mi-te.kumon.ne.jp/contents/article/9-314/
怖い本を読むときは……
父がわざと怖い声で読んでくれるので、ゾッとしてキャーキャー言いながらも『また読んで!』ととせがんでいました。
https://hugkum.sho.jp/72750
普通に読むだけではなく、楽しませるための工夫が凝らされていました!
教育方針はというと、
『子どもの「なんで?」に徹底して付き合う』
『子どもの興味あることにとことん本気で向き合い応援する』
がモットー。
また、礼儀も徹底して教え込み、
『おはよう』
『さようなら』
『ありがとう』
『ごめんなさい』
『わかりません』
『お願いします』
『知りません』
これら「7つの言葉」をきちんと言えるように育てられました。
名子役として忙しい毎日を送りながらも、小学校低学年では「月60冊」程度も読書を続けていた愛菜さん。
「1日は24時間しかないから有効利用するように」
という母の教えもあってか、登校前の数分や、時には歯磨きをしながら(さすがにその時はお母さんに怒られたようですが)すき間時間を活用して本を読み、なんと中学校は、偏差値70超えの慶應義塾中等部へ入学!
中学入学後も、年間300冊以上読書をしていました。
ちなみに受験勉強は、小学6年生の夏頃に仕事をセーブして塾の夏期講習に通い、1日12時間も集中して勉強。超短期間の集中した受験勉強で合格してしまいました。
幼い頃から本に慣れ親しみ、「本を読むことは歯磨きや入浴することと同じくらい当たり前な日常」という愛菜さんが、よく読んでいたというお気に入りの絵本&児童書のリストをご紹介します。
いろんな色が使われたカラーの絵本が多いのに、「おしいいれのぼうけん」は鉛筆の白黒で書かれていて、暗闇の怖さが伝わってきました。小学校の3~4年生くらいで読み直してみたら、白黒の絵も実はすごくあったかい。「こんなにいいお話だったんだ!」って、びっくりしました。
「まなの本棚」より
おばけのコンビニエンスストアに夜中、いろいろなお化けがやってくるお話で。小さい頃に読み聞かせしてもらった絵本のなかでも、とても印象に残っている絵本。絵もおばけ用商品一つひとつまで細かく描き込まれていて、絵を眺めながら読んでもらって、夢中になったのを覚えています。
「まなの本棚」より
幼い頃の記憶では、もったいないばあさんの表情や読んでもらう言葉が怖くてしかたありませんでした。でも小学生になって読んでみたら、「ものを大切に」っていう強いメッセージが込められた絵本だったことに気がつきました。
「まなの本棚」より
小さい頃、両親に何度も「読んで! 読んで!」とせがんでいた絵本。「もこもこ」「にょきにょき」「ぎらぎら」といった擬音語と抽象的な絵が描かれていて、声に出して読むと想像が広がります。
「まなの本棚」より
文字が読めなかった頃から読み聞かせしてもらった本。こんなに気が合う友だちがいるっていいなあとうらやましくて、「ぐりぐら ぐりぐら ぐりぐら」というフレーズを口ずさんでいました。
「まなの本棚」より
図鑑がいいのは、最初の1ページ目から順番に読まなくてもいいってところ。私がよくやるのは、適当にパッと開いて、そのページを読むんです。「何が出るかな?」とワクワクするし、思いがけない知識が飛び込んでくる楽しみがあります。
「まなの本棚」より
という大の図鑑好き。初の著書『まなの本棚』で紹介されていた図鑑はこちら。
小学2年生の時に読んでいたこのシリーズが、落語に触れるきっかけになりました。古典落語がかわいい絵と読みやすい文章で書かれていて、すごく入りやすくて、それまで読んでいた本とは違うおもしろさがありました。
「まなの本棚」より
ちょっと難しいお話も、子ども向けに書かれた学習マンガで読むとすらすら読めるので、小学生の時はよく読んでいました。日本や世界の歴史上有名な人物がどんな人生を生きてきたのかを知ることができるのは、とても興味深かったです。
「まなの本棚」より
このシリーズに最初に出会ったのは、ドラマ『Mother』の撮影をしていた5才くらいの時。ドラえもんがのび太たちと、体の中のいろんな場所を巡っていく設定で、ストーリーを追いながら体の機能が分かるようになっています。自分の体でどんなことが起こっているのか、驚きと不思議さでいっぱいになります。
「まなの本棚」より
高校生になってからも、
活字中毒で、本や読むものが手元にない時は、調味料のビンの裏に書いてある「原材料」「製造元」なんて文章を読んでいるくらいです(笑い)。
「まなの本棚」より
という「活字中毒」は健在。
2019年、皇居前広場で行われた『天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典』に着物姿で出席し、約2分半にわたって天皇陛下の御即位をお祝いするメッセージを述べた際には、15歳とは思えない祝辞が、大きな話題となりました。
そんな愛菜さんの成長には、幼い頃からの両親の読み聞かせと、常に本が傍にあった環境、その後出会ったたくさんの絵本&児童書が大きく影響していたようです。
「本当は教えたくない“秘密の約100冊”」が本への思いやおすすめのポイントと一緒に
たっぷり紹介されている、芦田愛菜さん初の著書『まなの本棚』はこちら
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トップランナー、一流、と呼ばれる人たちには、
そこに至るまでのドラマと、辿り着くまでの理由があります。
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未来の教育の手がかりを見つけていきたいと思います!
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この記事について
執筆/編集:STREAMS教育.com編集部
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※情報は記事作成時点(2023/02/14)または更新時点(2024/10/30)のものです。
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